経済学の学習をはじめる場合、「今ある知識」につみあげていくと、意外と楽にできます。考え方や理論の枠組みは大切ですが、まずは、「どんなことばがあるのか?」からみていきましょう。
ここで役立つのが、中学の「公民」です。公民は、現代社会・政治・経済・国際社会などのテーマにわかれております。この公民の「経済」が経済学の入門としてイメージをつかむのに適しています。
中学の公民でまなぶ経済のキーワードは以下の120個ほどです
これらのキーワードについて、「ミクロ経済学」「マクロ経済学」「財政学」と関係の深いものをみていきましょう。
ミクロ経済学
「ミクロ経済学」では、個人としての人びとの行動を分析します。中学の公民でまなぶ経済の用語のうち、ミクロ経済学に対応するものは以下の通りです。
ミクロ経済学では、おもに価格の決定メカニズムについてまなびます。
マクロ経済学
ミクロ経済学が個々の人間の行動を分析するのに対して、「マクロ経済学」では国を単位に分析をおこないます。中学の公民でまなんだ経済の用語のうち、マクロ経済学に対応するものは以下の通りです。
マクロ経済学では、おもに国民所得の決定についてまなびます。「景気が良い」「景気が悪い」ということばがあります。この「景気」の良し悪しの目安になるのが、国民所得のひとつである国内総生産(GDP)です。
財政学
このマクロ経済学は、政府の役割にも注目することから、財政学という科目とも深い関係があります。
(引用:『数式とグラフを使わない経済学の予習: (付録)数式とグラフの考え方 Kindle版』中学でまなんだ経済用語から)