グラフが横軸に平行な水平の形や、
(縦軸に平行な)垂直の形は、
一方の事柄と、別の事柄に、関係が無いことをあらわします。
水平の場合
横軸の値がどんなに変化しても、縦軸の値は一定の値であることをあらわしています。
このグラフの例としては、生産についてみていく場合の、「固定費用」があてはまります。
一般的に、生産量が増えるとコスト(費用)は増加します。これは、原材料などにかかるコストが増加するからです(可変費用といいます)。一方で、機械や設備などは、たとえ生産量がゼロであっても必要です。これらにかかる費用を「固定費用」といいます。
垂直の場合
垂直のグラフは、縦軸の値がどんなに変化しても、横軸の値は一定の値であることをあらわしています。
たとえば、これらの図のように、価格が変化しても消費量や生産量が変化しない場合などがあてはまります。
このように、「グラフの傾き」からはさまざまな情報を読み取ることができます。
→弾力性