現代の社会では、交換の仲立ちとして「お金」をつかいます。
お金とはなにか?
この「お金」とはいったいなんでしょうか?ふつう「お金」というと、お札やコインをイメージしますが、本当のことをいいますと、あれはただの「紙切れ」と「金属」です。また、銀行口座の残高をイメージするかもしれませんが、これもよく考えるとただの「数字」です。
このように「お金とはなにか?」を根本から考えはじめると、だんだんと疑問が高まってきます。
お金とは「信用」のこと
実は「お金」に「価値」があるのは、多くの人々がそれに「価値があると信じている」からにすぎません。つまり、「お金」とは「信用」のことです。「信用」は実体のないものですが、うまくいけば「信用が信用をうむ」状態になります。財やサービスと違い、「お金」は「お金」をうむという特別な性質があるため、「お金」そのものが取引の対象となることがあります。
市場という場所
商品とお金が取引される場所を「市場」といいます。この「市場」は、個々のお店や取引所を指す場合もありますが、これらをすべてまとめた抽象的な存在であると考えてください。