中学でまなんだ「需要曲線」は、価格と需要量(消費量)の関係をあらわしていました。
そして、需要曲線の形は「右下がり」でした。これは、商品の価格が下がると、欲しいと思う量(需要量)が増えることをあらわしています。このことは、日常生活の経験からも理解できる一種の法則です。
では、なぜそうなるのでしょうか?
このような、一見「あたりまえ」に思えることに対して、そのメカニズムを明らかにしていくのが経済学という学問です。
商品を購入する「消費者」の行動を分析するために、「2-1.満足感を求めて」では、消費者の欲求を「効用」ということばで定義していきます。続いて「2-2.予算の壁」では、消費をおこなうときの予算の制約をまなびます。さらに「2-3.消費者の役割」では、国全体からみた消費者の役割をみていきます。
2-1.満足感を求めて
2-2.予算の壁
2-3.消費者の役割
→ 3.生産者と利潤